「戸建を建てたいけど、思ったよりお金かかったらどうしよう・・・」
「始めたら途中でやめられない、何からやればいいんだろう」
家族もできたし家を建てたいな、と思ってもそんな不安を感じる人もいらっしゃるのではないでしょうか。
BESSで家を建て、仕事でもインテリアに関わっている僕がそんな悩みに答えたいと思います。
僕自身はこの進め方で+数万円の誤差ででやりたいことを実現することが出来ました。
・戸建の家づくりを予算をできるだけ見えるかして進めたい人
・自分の予算ギリギリ目一杯まで使って理想の住まいを建てたい人
家づくりで発生する追加費用
住宅を建てるときに良くあるのが、設計を進めていく中で追加費用が発生してしまうこと。
最初の概算予算から大きく金額が変わってしまって予算オーバーでローンを組んでしまったり、諦めなければいけないことが出てしまうということが発生してしまいます。
なぜそんなことが起こってしまうのか?
ハウスメーカーが要望を理解できておらず、予算の算出ができていなかった
メーカー側も聞いてないものは予算算出のしようが無いんです。
実現できるか分からなくても希望は最初に全部伝えるべき
僕は普段の仕事柄、建築についての予算の折衝を日常的に行っています。
その経験から意識したことは「最初に一番高い金額になる見積もりを出してもらうこと。
なぜ最初に高い金額を提示してもらうのか?
最大限の費用を把握し、自分達の予算との差を見据えるためです。
1:理想を実現するゴールの金額が見える
2:現場の自分の予算との乖離を理解できる
3:優先順位づけができ、絶対実現したこと、やらなくてもいいことの取捨選択ができる
最初に全ての費用を把握することで「この金額ならやらなくてもいいや」と思える箇所が明確になってきます。
また、キッチンなどの設備は複数のメーカーさんに相見積もりを取ってよりコスパが良いものを時間を掛けて探すなどの動きも取れます。
追加予算になりやすい項目
僕が実際に見積もりを取って大きく変わるなと感じたのは以下点。
もちろん初めに認識できたことが殆どだったのでうまく調整はできました。
1:壁や収納の数
2:キッチンやユニットバスなどの住宅設備
3:ウインドウトリートメント(カーテンやロールスクリーン)
4:エアコン
1:壁や収納の数
間取りの話ですね。正直これは殆ど見落とさないと思います。
当然のことながら壁が増えると材料や手間が増えるのでコストアップ。少なくなればダウンです。
2:キッチンやユニットバスなどの住宅設備
ハウスメーカーの既成モデルであれば何かしら設定されています。僕が建てたWONDER VOIDは設備が最低限だったのでグレードが低いものが入っていました。妻の希望でキッチンをグレードアップ。システムキッチンはかなり金額の幅があります。
検討はしませんでしたがユニットバスや洗面台もピンキリです。希望があれば出しておくことをお勧めします。
3:ウインドウトリートメント(カーテンやロールスクリーン)
ハウスメーカーに頼まなくてもいいのですが、予算把握のために費用に入れました。
戸建の窓の数って実は結構多い。カーテンて1つの窓で数万円することもあるので積み上がると数十万単位の金額になります。
最終的に自分で買うでもいいのですが、予算に入れてもらって損はありません。
4:エアコン
普通住宅価格にこれは入ってきません。機種もさまざまで設備と同じくピンキリ。
ハウスメーカーに依頼するメリットは何かあった時の窓口が一括になること。エアコンは躯体に穴を開けて設置するものなので、トラブルがあった時に連絡先が分かれてしまうのは面倒です。電気屋さんでの購入との金額差も見ておきたいので見積もりに入れてもらいましょう。
僕たちの場合はあまり予算と見積もりに乖離はありませんでした
調整したところは「洗面所・トイレの設備」「カーテンのグレード」「ロールスクリーンの数」くらいです。
金銭的な余裕ができたらリフォームで対応できるようなもので止めることができました。
最初に全貌を把握できていたので設計していく中で不安に思う事もなく淡々と進めることができました。
予想外に予算オーバーになってしまったこと
ちょっと予想外だったこともあります。
それは外構。これは油断してしまいました。
BESSの見積もりにも概算で金額を見込んで貰っていたのですが、BESSの社内で対応するのではなく外部会社さんでの対応、さらに設計も竣工に近い時期での検討という事もあって見込金額よりも数十万高くなってしました。
結局フェンスの数を調整をしたことと、別の会社への相見積もりで見込金額へ収めることができました。
数十万だったので出す事もできたのですが、これも住んでみてから様子を見てもいいなと思い頑張って予算内を目指しました。
結果、最初に最大限の見積もりを取った事でスムーズな検討もできましたしコスパも良くできたのではないかと思います。
家づくりする際にはこの点意識していただけるととてもいいように思います。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました!
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